拝啓、フキゲン妻の皆様@はてなブログ

毎分毎秒幸せ発見能力開花☆ごきげん妻を増やすコーチです

”他人に対して物申したいとき”の作法って?

お題「これって私だけ?」

■ 最近、一時帰国していました。

シンガポールから日本へ一時帰国していました。理由は結婚式に参列するためと、七五三のお祝いです。

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結婚式!

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七五三!


東京滞在の前には長野によって、自然と温泉を堪能し
東京では家族イベントの他に、築地市場でお寿司を食べたり、奇跡的に滞在中・しかも予定の無い夜にチケットを取ってもらえた、オザケンライブを堪能したり!

とーーーっても楽しく過ごしたのでした☆


■ 色々あったけど、怒られた事について。

今回の日本旅行は、色々ありましたが。
中でも特筆すべきは、他人のヒトに怒られた事。

二度ほど・・・。

発端はすべて、このひと。

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我が家の四歳児、四番太。空気は読むけど、怒りんぼ。そしておしゃべりな男。



■ 怒られたことその1・電車の中で

ヒトに怒られた事・1回目は、電車の中でのこと。
ラッシュになる時間ではなく、夕方前の時間で、電車の中はパラパラとまばらに人が座っていました。

声の大きい人、四番太。公共の乗り物経験値はほぼゼロです。なにせシンガポールはタクシーが安い。それに、バスや地下鉄の半分の時間で目的地へ着いてしまうので、子連れはタクシーにすぐ乗ってしまいます。

私「今のっ。今の声・・・ボリューム10だったよ。2くらいの声で話して?ね?」

四番太「わかった!・・・これくらいでしょ?(小さくなっている)」

10段階で痛さはどれくらい?って病院で聞かれた事ありますか?「大体これくらいかな・・・」と自信が無いながらも答えてしまうこの方法、実は子どもにも分かりやすいのです。実際、発達障害の子に伝えるときにも用いる方法なのですって。

で、四番太も、「しずかに!」「うるさい!」って叱るよりは、こうやって言う方が、ちゃんと声をひそめられるのです。


しかし、すぐ忘れるのが子どもです・・・。


上記の会話を何度も繰り替えしながら、四番太は楽しくおしゃべり。あのひとは、本当におしゃべりな男なんです。気付くと向かいに座っているおばあちゃんが、ニコニコしてこちらを見ています。笑顔を向けられるだけで、母親というのはほっとするものだなあ、と思いつつ、私は実際、「すいてるから、まあいいか」と油断していました。

さて、比較的降りる人が多い駅に着いた時、突然もう一人のおばあちゃんが ”ずずい”と近づき、顔をぬっと近づけて

「君たち!電車の中では、もう少し静かにしなきゃだめよ?具合の悪い人だっているかもしれないんだからね!!」

と、語気荒く伝え、身を翻して電車を降りて行かれたのです。

 

私たちといえば、唖然・・・とした後、身を縮こませ、私の「・・・す、すみませんでした・・・」という声も空しく宙に消えて行きました。

その後、不憫に思ったのか、向いでニコニコこちらを見ていたおばあちゃんが、

「・・・おもしろかったわよっ☆」

 

と言い残して、やはり電車を降りて行かれました。ありがたいことです・・・。



■ 他人のヒトに怒られるのは、ありがたい。

なんというか、後味爽やかな電車の旅でありました。え?怒られたのに?はい、私、けっこう素直なんですよ。そして、あんまり「転ばぬ先の杖」とかは用意しないのです。だから誰かが私の行為に不快な思いをしたら教えてほしい。全力で謝ります。誰かを傷つけたり、不快にさせる気なんて、毛頭無いのですから。

そして子育ても自分ひとりで出来るとは思っていません。こういうのは子どもの成長のチャンスです。「子どもが自分にとって不愉快な行動をしたら、誰しもがそれを伝える権利がある」というのは私の持論。だから私もヒトの子に足を踏まれたりしたら、そしてそれが思いがけなく致命的に痛かったとしたら、「ちょっと、今の痛かったよ!」とかって怒りますよ。そして逆に自分の子が怒られたら、子と一緒になって「すみませんでした・・・」と謝ります。

少し前にもそういうことがありました・・・(遠い目) ママ友に平謝りしたなあ・・・。そういうときはケンカしません。素直に謝ります。
それに関してはまだおそらく時効ではないので、いずれ、いつか、記事にしたいと思います。

 
とにかく、件のおばあちゃんの伝え方は、とても潔くさっぱりと伝えてもらい、ありがたいことこの上無しと言う感じだったのです。そのおかげで私は四番太と、「あのね、同じ声の大きさで話していても、”うるさいなあ”って思うヒトと、何とも思わないヒトがいるんだよね」っていう話が出来るのです。「だから、なるべく沢山のヒトがいる場所では、小さい声で話したほうが、いいよね」って。

大事な事ですよねえ。あのときのおばあちゃん、ありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです。


■ 怒られた事・その2・・・返りの飛行機で。

最初に言い訳しますが、私ね、ちょっと疲れてたんだと思います。ひとりで4歳と7歳の2人を連れて帰っていたのです。

そして普段はこども達が食事中に肘をつくだけで、左手をお皿に添えていないだけで、それはそれはうるさいんです。うるさすぎってくらいうるさいんですよ。中1の長女子に「うるさっ」って呟かれるくらい・・・(以下略)

それは置いておいて。

一方で私は、飛行機というのは、個人的に全く理不尽な空間だと思っています。人権を無視している。目の前にモニターを突き出されて、囚人のようだし。飛行機は大嫌いです。ファーストクラスでやっと人並みだと思う。大人にとっても、子どもにとってもです。

これはあくまで個人的な意見です。だから、ぜいたくだ、とか、じゃあ乗るな、とか、やめてくださいね。人それぞれ考えは違うものなんですから。乗らなくて済むなら、私だってあんなもの乗りたくありません。


だから、四番太が居心地のいい体勢を探して、ごにょごにょとうごめいていたのを、私はぼんやりと見ていました。「身体が辛いんだなあ」と。彼がおもむろに前の座席の背中についているテーブルを降ろして、足を乗っけようとするのも、ついうっかり、「足を伸ばしたいんだなあ・・・」と思って見守ってしまいました。

そのときです。

「ちょっと!なにやってるわけ?!」という声が斜め後ろから聞こえました。

ハッとしました。

しかし。

怒られている内容には納得しつつも、その人の言い方には納得出来ない自分がいたのです。

「何やってんの?」「信じられない」「ちゃんと教育しなよ」「ふつうはそんなこと、子どもにさせないよ?」

それらの言葉を聞いて、私の中には反発する気持ちが芽生えました。
もちろん、四番太を注意しなかった私に非がある事は分かっています。
それでも、素直に聞けなかった。それは正直な気持ちです。

(だから、やめてくださいね。「そんなことを思うべきではない」とか言ってくるの。思っちゃったのはしょうがないんですから。・・・言ってきてもいいけど、いつも通り即☆削除となります。あしからず・・・)

もしその人が、きっぱりと「それはやめたほうがいいと、自分は思う!」っていう風に私と四番太に伝えたとしたら。きっと私は先述の電車の中のように、素直に「はい、そうですね。。うっかりしてました!」って素直に非を認められたと思います。絶対に。

結局のところ、私はその人に謝罪しました。謝罪を要求するような言い方だったからです。


■ 「あなたのため」とか「普通は〜」とかっていうのは、作法に反してると思う。

「それは違う」ってスパっと言われるときは素直に聞ける。それは仕事でもそうです。

私はフルタイムでも仕事をしていますが、相当なうっかり屋です。よく細かい間違いをします。そのたびに、別のオフィスからメールで「みかさん、ここ、違うよ」とかって教えてもらいます。「うわー、ほんとだ。すみません!ありがとうございまーす!」って直します。(指摘するヒトのポジションで言い方は変わります) 以上でおわりです。

ちなみにですが、重大なミスとかは出来ないポジションにいるので、私がどれだけ間違おうと、あまり大きな影響はありません。でも日々進歩しているとは思います。(たぶん)

でも一度、こういう注意を受けた事がありました。「いつも完璧な仕事をしているかっこいいみかさんでいてほしいから、ここは直した方がいいですよ」

これもね、私は胸の中が“もやっ”としたのですね。そしてやはり、素直に聞けませんでした。でも好意で言ってくれたのが分かっているので、後で「ありがとうございまーす」って言っておきましたけどね。

「ここ、間違ってるよ」「それは私は違うと思うよ」だけでいいと思うんです。大事なのは主体が自分にあること。「誰かのため」とか「あなたのため」とかっていうのは、詭弁だし、茶番だし、偽善だと思います。


■ 匿名性が個人を狂わせるんだと思うなあ。

私に下らないコメントを残すヒトも(即削除してますけど)、多分実際会ったら、普通の人達だと思います。むしろいい人なのかもしれません。

でも、匿名となると、平気でエラそうで失礼なことを言うようになってしまう。品性を欠いたことを発言するヒトは、絶対に匿名です。

母性神話を振りかざすのも、決まって匿名の人たちです。でもその匿名で品無く物申したい、ヒトを見下したい、謝罪させてやりたい、そういう深層心理が、もしかしたら私たちみんなにあるのかもしれない。だから、日本で子どもを育てるのは息苦しく感じるのかもしれない。自分が自分を責めているからです。雑誌一つ買えなかった、私の母のように。


そうならないために一番大事な事は、やぱり自分に優しくする事ですよね。自分を大切にする事。自分を尊重する事。ガマンしない事。自分を大切にした上で、現実とうまく折り合いをつけること。


ヒトに文句を言いたい、不満をぶつけたい、ってもし感じた方は、それが出来ていない可能性があると思います。


長文、お読み頂き、ありがとうございました♡

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